天神さんの「じいのたこやき」

　

　普段は車で通り過ぎてしまう事が多くなった町かど。
　先日ご紹介した松江武者行列のあと、
　久々に歩く道すがら撮った、なつかしい場所をご紹介します。

　写真↑は松江の中心部、
　天神町（てんじんまち）にある白潟天満宮です。
　子供の頃から「天神（てんじん）さん」と呼んでいます。　

　天神さんは、
　学問の神様で有名な菅原道真公（すがわらのみちざねこう）を祀る神社。
　私も受験の祈願に参拝しました。（勉強しないで神頼み！(^^ゞ）
　毎年7月の24、25日に催される”天神さんのお祭”は
　子供達にとっては夏の、いえ、夏休みのはじまりを知らせる風物詩です。
　大人になった今でもちょっとワクワクしたりして・・・^ｍ^

　どーんと横たわる牛の像



　最初の鳥居をくぐってすぐ右に、
　地元の人間にはちょっと知られた　たこやき屋さんがあります。
　ぁ〜正しくは駄菓子屋、ぃぇおもちゃ屋、ぅ〜ん、当てもん屋さんか！？
　ここのたこやきは、とろんとろん〜
　まるで　もんじゃをたこやき型に流し入れて焼いたくらいぐずぐずで（爆）
　付いてる楊枝では上手に食べられない時もあるけど好きなんだよね〜♪
　むかしは老夫婦が焼いてらしたので「じいのたこやき」と呼んでいました。

　あれは小学生の時だっただろうか・・・
　たこやきが食べたいけれどお金がぜんぜん足りずションボリしていたら　
　（相当うらめしそうに見ていたのかもしれん！(^^ゞ）
　気付いた　じいが　私の手の中にある小銭分より
　ちょっとオマケして焼いてくれた。うれしかったなぁ〜。
　今は娘さんご夫婦に世代交代していますが（すでに老夫婦かも(≧ω≦*)）
　子供の頃からずっと変わらぬ味と、店構え、
　タイムスリップしてしまいそうです。
　「メトロに乗って〜」のように。地下鉄ないけどっ　(。>ω<。)ﾉ


　おぉ〜ノスタルジックな佇まい。　「三丁目の夕日」っぽい〜
　おーい、メトロ〜じゃないのかーっ　(；-ω-)ノ


　町中にはこんな川や橋が点在。　　　　　下水道のふたは武家屋敷模様。
　この先↑が宍道湖に繋がっています。



　昔の呉服屋さんと蔵をそのまま活かしたお食事処の店構え。
　のんびりした商店街の店の前には季節の花が生けられていてよろし。
　右写真の奥に見える高架はJR、むかしは下を走る大〜きな踏み切りでした。
　ぁ〜いろいろ思いだしてきた。



　小さい路地にはいるとお医者さんか、散髪屋さんだったような造りの家。
　こんな味のある建物がけっこう残っていました。なつかしい〜。
　わたしは野山、湖で遊ばない日には
　いつもこんなところをチャリで走り回っていた
　ベリーショートヘアーの（つまりは刈り上げ）童子でしたー。
　ぐるぐる族〜〜ヾ(≧▽≦)ノ　
　


　　お休み中のバイク屋さんのウインドウのすみっこに
　　飼い主さんの帰りを待つ看板犬のミニビーグルが・・・
　　いつもは元気がいいのに寂しそう。



　　この写真だけは
　　祭りの日にアップし忘れた　橋向こうで撮ったものです。
　　骨董品か道具屋さんのお店の中で店番する長毛ねこ。
　　外は祭りで賑やかなのに
　　ガラス戸のむこう側には静寂な空気が流れているようで・・・
　　ベンチのお座布の上、まるで置き物のようなねこちゃんでした。


　　少しずつこんな風景を残しておけたらいいなと思っています。
　　皆さんの懐かしい町はどんなんだろう。
　　子供の頃はどんな髪形だったんだろう。
　　当分散髪しなくていいようにと、刈り上げにされてた人いませんか？
　　　　　　　　　　　　　　　　（いないよねぇ〜(￣ω￣；)）


　オマケ
　　夏休みの始まりを告げるのが「天神さんのお祭り」7月24，25日。
　　そして、8月31日には
　　夏休みの終わりを告げる「武内神社のお祭り」があるのです。
　　なんて　こども泣かせな祭り　なんでしょう。爆

　　ちゃんと夏休みの宿題ができていない私のようなこどもは
　　「武内さんに行きたいよう」と
　　泣きながら机に向かうのでありました。
　　「だから言ったでしょっ！」と言われながら、
　　毎年毎年・・・　

タグ：松江　白潟天満宮　たこやき

コメント 7

天神さんかぁ♪～私の育ったトコにはなかったけど～
小学生のときは、毎年夏休み山口に遊びに行っていたので
なんだか懐かしい♪おばさんちの近くに天神さま～ありました♪
隣には、カキ氷屋さん～ミルクセーキが旨かった(＾∀＾　)
小さい頃の髪型～ワカメちゃんカット～半分刈上げだ～(*´艸｀)
小学生の高学年のときは狼カット！( ´艸｀)ﾑﾌﾟﾌﾟ
今、住んでるところが地元～昔は畑とじゃり道で農家だらけ～
友達のうちはだいたい農家で蚕や牛やブタさんを育ててた♪
屋根裏であそんだり！農家の広いお宅でかくれんぼや
やはり広い裏庭でろくむし(ボール遊び)など～をしてました♪
大人は～畑に行っていて～遊び天国（＾＾）なんだかついこの前なんだけど～景色はだいぶ変わってしまったなぁ～。
今でも～じいのたこやき！食べられるなんてｆｕｎｃｈａｎさんしあわせ者～♡　

by ともママ (2008-04-20 00:44) 

ともママさん!
夏休みに田舎へ行った時の事だとか
子供の頃のそういうの意外と覚えているものですよね。
ミルクセーキの味や季節の香りまで思い出しそうなくらい(笑)
私も同じような（子供らしい）遊びしてました！
ともママさんちは都会だけどまだまだ沢山の自然が残っているんだね。
せなちゃんも幸せ～♪
ワカメちゃんカットか～そうね～
襟足と前髪はスッキリさせられていた子が
多かったかもしれません。
長い髪を編んで髪飾りをしている子もいたけど少数
私のように兄貴とほとんど同じ髪型ってーのも少なかったよねー。(;_;)
変わっていくのは仕方ないけど
雰囲気をまるで無くしてしまう様な変わり方は寂しいな。
じいのたこやきにいつでも会いに行けるのは
本当に幸せなことなんですよね～(*^^)v


takagakiさん！
ｎｉｃｅありがとうございます～（*^_^*）

by funchan (2008-04-20 17:17) 

まだまだ、funchanしゃんの周りには
思い出の風景が残っているのでしゅねぇ・・ｲｲﾅｰ
良いものを大切に想う人が多いんでしゅね
めめのまちはダメでしゅ
かろうじて都心への通勤圏にあるため
すごい勢いで人口増、宅地がどんどこ広がって
昔ながらの懐かしい景色は消されてしまいまちた
かーしゃんが昔探検してたあたりも道路に
なっちゃって・・
あー・・・美味しいたこやき食べたい!!
かーしゃんがさっき叫んでまちた↑
そうそう、かーしゃんも小さい頃襟足とか
刈り込まれてたみたいでしゅ＾＾　ﾌﾌﾌｰ

by ＣＲＯＷ (2008-04-20 23:45) 

xml_xslさん！
niceありがとうございます〜！(^○^)


ＣＲＯＷさん！
そうですね〜
ありがたい事に残っているものも沢山あります。
時代と共に変わっては来ていますが
町の中はそのまま取り残されて
外に広がっていったという感じでしょうか。（ドーナツ現象）
そんなに大きくない事と
町の間に川が流れていることも関係あるかもしれません。
昔探検した場所がなくなってしまうのは寂しいですよね。
大きい道路が付いたりすると昔どんな風景だったかも
だんだん思い出せなくなってしまいます。
たこやきって突然食べたくなるよね〜〜(^｡^)ハフハフ〜
めめちゃんのかーしゃんも刈り込まれてたんだね〜(>ε<)ﾉぷぷ〜
by funchan (2008-04-21 00:54) 

たこやき屋さんの思い出、いいお話ですね～＾＾
子どもの心をそっとすくいあげてくれる大人の優しさ。
そういう人っていいなぁ。
ところで、このたこやきはソース味ですか？
名古屋は中に醤油をたらして焼いた醤油味
（上にはなんにもかけません）
が主流なんですよ。
それも中がとろんとろんなので、
とろんとろん系たこ焼きには親近感です♪

by ヤヨ (2008-04-21 16:26) 

ヤヨさん!
子供の頃そんな風にしてもらったことは
いくつになっても忘れられません。きっとずうっとね。
だけど自分がそういう大人になるのは本当に難しいんだなぁ･･･(・。・;
名古屋は醤油味のたこやきなんですか?
初めて知りました!!
名古屋って食文化が面白いですよね。
味噌カツも・・・あー味噌と醤油つながってますね。
明石焼きはダシ醤油（だっけ?）で食べますけど
それを中に入れ込んだ感じなのでしょうか?
ぉお～いしそう～！
とろんとろん名古屋風たこやき食べてみた～～いです♪

by funchan (2008-04-21 21:57) 

名古屋で売ってる冷凍食品のたこ焼きも
この醤油味なんですよ～
あくまで外側はカリっと、中がジューシーが大切なポイントです。
作る途中で、しっかり味つけてるんでしょうね。
by ヤヨ (2008-04-22 15:05)